投資理念

私たちは、「起業家の革新的創造への挑戦を支援し、日本から世界で戦える拡張性のある事業を持ち、 ESGに優れた企業を生み出す」ことを目標としています
日本には、世界に誇る技術や製品、サービスが全国各地に遍在しています。私たちは、こうした日本企業をグローバル視点で支援・育成し、20年以上にわたって日本と海外市場をつないできたMCPグループのネットワークやパートナーシップを最大限に活用することにより、日本企業のグローバルな競争力を世界に発信してくことを目指します。
投資基準
社会的インパクト
- 気候変動や脱炭素などに対応できる環境技術
- SDGsを基準とする社会課題解決に資する技術・サービス
- グローバル展開を見据えた、拡張性のある事業モデル

投資リターン
- 技術・サービス革新による売上高の成長
- 利益の早期黒字化実現
- 現実的バリュエーションの確保
- 海外事業展開、海外投資家の呼び込みを通じたバリュエーションアップサイドの獲得
投資ステージ
私たちは実証段階を済ませたミドルステージのスタートアップを主たる投資対象としています。インキュベーションからアーリーステージに特化したVCや既存の投資家からバトンを引き継ぎ、飛躍的な成長につながるサポートをしていきます。
特に、アジアをはじめとしたグローバル展開における海外連携の一環として、投資家の紹介だけでなく、実業家との連携やコミュニケーションの支援など、「日本人が創業したグローバル企業」としてのMCPグループおよびディールメンバーの知見を活かした多岐にわたるサポートを行います。
投資対象地域
原則として九州〜沖縄地域内に本社または事業基盤を有する企業を対象とします。高度成長期の工業化に伴う深刻な環境汚染や公害問題を、100年以内に克服した九州地域には特に環境技術が集積しています。また、アジア各国とも近く諸外国へのアクセスが良いため、当初よりグローバル展開を見据えた拡張性のある事業計画を構築している(又は海外事業展開済みの)九州のベンチャー企業は相当数あります。
福岡市をはじめ、九州地域では10年程前よりスタートアップ特区として、黎明期を経てようやくベンチャー市場が形成されてきました。シード・アーリーステージを対象としたVCが育ててきたベンチャー企業群が、九州地域で完結するのではなく、次のステージへとステップアップするには、私たちが注力するミドルステージ向けのリスクマネーが必要であると考えています。
なお、将来的に九州~沖縄地域内へ本社の移転を計画、または当該地域で事業を展開させる意向のある企業も対象とします。
エグジット戦略
必ずしも国内のIPOだけを主眼に置くのではなく、国内外でのM&Aや海外でのIPOも検討し、企業価値の最大化を図ります。ただし、エグジット機会の発現時にターゲットとする企業価値に達しておらず、さらなるアップサイドが見込まれる場合には、株式を持ち続けることもあります。