ビジョン

九州進出の経緯
私たちは、福岡市が日本政府の呼びかけに対し手を挙げて推進している「国際金融都市構想」に共感し、九州に進出しました。日本政府が目指す国際金融機能誘致の方針に対しては、以下の3つのポイントで検討しました中華圏経済がアジア経済の中心として発展成長を遂げる中で、日本がかつて獲得していたようなアジアの金融センターの地位を奪還することは、現実的には難しい
アジアで急成長を遂げている富裕層金融に関して、税制、言語、その他金融サービスインフラ等解決が容易ではない問題を抱えている
しかし、テクノロジーが集積するシリコンバレーにおいて金融機能が企業群と同時に強化されたように、成長する産業の周辺で金融機能は発展する。技術立国である日本にとって、ESGや脱炭素に向けた社会変革のメガトレンドは、アジアにおける失地奪回の大きなチャンスになり得る
特に、
- 環境問題を克服してきた歴史
- 九州の地域としての脱炭素実績、東アジアにおける地理的優位性
- 福岡を中心とした産官学の一体感とスピード感
など、
すでに確立された都市インフラ等とMCPグループが蓄積してきたアジアにおけるネットワークや金融ノウハウを上手く連携することができれば、九州がESG、脱炭素における東アジアの象徴的地位を獲得する可能性が生まれるのではないかとの考えのもと、九州進出を決定しました
社会課題と目標
社会課題:拡張性があり、SDGsに係る事業を行っているESGに優れた企業の創出と、人材育成を含めた成長を阻害させない仕組みづくり
目標:国際金融都市として九州を中心としたパートナーシップを構築し、ESG/SDGs分野で持続可能なエコシステムを確立させる
- 地域に根を下ろした企業の支援・誘致を行い、雇用を促進
- 特定の地域やセクター集中などの従来の枠を超えて、より多くの起業、育成・支援、成長 を促し、事業をスケールアップさせ、国際金融都市として活性化
- 九州と世界をつなぎ、将来的にはESG市場のメッカ「ソーシャルバレー」として構築